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2010年6月29日 (火)

今日の旅館(その3)

「オハグロトンボ」

亀の井別荘の庭のあちこちで、オハグロトンボ(正式名:ハグロトンボ)の姿が見られる季節になりました。

普通のトンボは羽根を小刻みに動かして空中を飛び、そのまま停止したりしますが、オハグロトンボはひらひらと、地面の近くをゆっくりと移動します。

樹の葉の上でジッとしていたのが、突然フワリと飛び立ったと思うと、ゆるやかな円を描いて、そこら辺りに着地します。

「やれやれ、一仕事すませたわい」

おはぐろや 旅人めきて 憩らえば  汀女

圧倒的な緑の中にポツンといる黒いオハグロトンボは、樹の葉に零れた黒曜石のようです。

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2010年6月24日 (木)

今日の旅館(その2)

SPレコードといえば、鈴木清順の映画「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)を思い出します。

舞台は大正浪漫の余韻が漂う昭和初期の鎌倉。サラサーテ自身が演奏した「ツィゴイネルワイゼン」のSPレコード、その音盤から洩れてくる謎の声は何モノなのか? 小さな隧道の向こう側で二組の男と女が、幽明の境を彷徨する物語。

さて、SPレコードは、手捲きゼンマイのモーターで駆動する古い形式の音盤で、一面の演奏時間はわずか四分ほど。鉄針や竹針、棘の針を使い分けることで、音色が強くも、優しくも、変わります。

針の振動を、電気を通さずにそのまヽ拡声しますので、妙に生々しく、身体の内側に入ってくるのです。

アヤカシの 身を4分に 漂わせ

亀の井別荘の談話室では、宿泊の方々の為に、毎夜9時から1時間、SPレコードの再生演奏を行っております。お申しつけ下さい。

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2010年6月16日 (水)

今日の鍵屋(その6)

「すっぽん鍋セット」

亀の井別荘の人気メニュー「山菜鍋」の季節が終わり、初夏の「すっぽん鍋」が始まりました。鍵屋のオンラインショッピングでお求めいただけます。

「すっぽん」は栄養価が高くてカロリーの低い、美味しくて、コラーゲン濃厚な「ゴチソウ」です。

「すっぽん鍋」は、スープが命です。スープ用のすっぽんたちを大鍋に放り込んで6時間あまりコトコトと煮て、エキスをスープに仕立てました。

スープを強火にかけ、すっぽんの生まの切身たちを次々に入れて煮えばなをお召し上がり下さい。美味しい。

焼葱、生姜、焼餅は、いずれも身体にヨロシイ薬膳のもの、卵は堤記男氏の限定卵で、最後の「雑炊」に溶き入れますと、旨味がまろやかに立ち上ります。

「すっぽん鍋セット」は8月下旬までの期間限定販売です。ご購入はこちらから。

すっぽん鍋(スープ付)セット
内容:すっぽんスープ、すっぽんの切り身たち(1匹分甲羅含む約1㎏前後)、鶏卵、焼葱、焼餅、新生姜

価格: 15,000円 (内容量: 4人前)

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2010年6月10日 (木)

催し物のお知らせ

「由布院神楽の奉納」

由布院神楽保存会による夜神楽の奉納が6月19日(土) 19時30分から亀の井別荘の敷地内で行われます。

神楽(里神楽)は巫女神楽・獅子神楽・出雲流神楽・伊勢流神楽・太神楽に大別されますが、由布院神楽は出雲流神楽の流れを汲んでいます。

毎年、湯布院町・川上の若宮八幡宮で秋の大祭(9月15日)と、暮れの大晦日に奉納されるものです。最近は国外にまで活動の領域を広げております。

亀の井別荘の緑の闇に、かがり火が燃えて、人と神が出会う瞬間をどうぞお確かめください。(奉納ですので観覧は無料です)

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2010年6月 9日 (水)

今日の写真帖から(その4)

「セッコクの花」

旅館の庭を取り囲むモミジの大木に、今年もセッコク(石斛)の花が咲きました。

セッコクの花言葉は「あなたは私を元気づける」だそうです。

ところで、下の写真のモミジの木の一体どこにセッコクが生えているか、あなたには見つけることが出来ますか?

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2010年6月 8日 (火)

今日の螢火園(その1)

「螢火園のガーデン・ブランチ」

ブランチは「オネボーの朝ご飯」。

ガーデン・ブランチは雨が降ったら「オジャン」です。

だけど晴れたら素晴しい。木漏れ日の景色が庭一杯に広がります。

「棹(さお)すてて 蛍の岸を 流れけり」  虻蜂

川舟はなくなりましたが、蛍は残りました。

80年前、虻蜂(油屋熊八)と桂邨(中谷巳次郎)が拓いた「運がヨケリヤ」の世界が、今日も「螢火園のガーデン・ブランチ」に生きております。

お申しつけを…。

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