「このほど原稿」
「このほど原稿」を書いてみます。それが「ブログ」というものになるそうで・・・。「このほど原稿」とは何か?「このほど湯布院町・由布院温泉で・・・」というように、時期をぼかしながら、新聞やテレビが報道する、その内容にぴったりの原稿を「このほど原稿」といい、写真を「このほど写真」という、と決めました。誰が?ワタシとクンペイさんが・・・。ワタシが原稿、クンペイさんが写真の係り。ピンときたネタをまとめて、とりあえず「編集デスク」宛に送っておく。ある日、たまたま事件が少なくて紙面が空いたとき、編集者が引き出しを開けると、そこに「このほど原稿+写真セット」が眠っている、という寸法なのです。
そんなことを思い出したのは、「このほど」久しぶりに「猪鹿鳥料理」を試食したからです。猪と鹿と鳥を食べる、猪は「鍋」で、鹿は「刺身」で、鳥は地鶏の「焼き鳥」で・・・。今から四十二年前、劇的なニュースでした。東京オリンピックが催され、大阪まで新幹線が走り、九州横断道路が町を貫通した、その湯布院町に「このほど猪鹿鳥料理が誕生」、「九州横断・由布院盆地に、新しい郷土料理生まれる」。
「そんな料理なんか、知らんどッ」という声が、町なかから噴出しました。「いつ誰が、そんな事を決めたんか?」。「郷土料理は<だんご汁>じゃ。ウーム参った。慌てて二文字、つけ加えました。「有志」です。「このほど湯布院町・由布院温泉旅館の<有志>が・・・」。怒りは収まった、先ずはめでたし。
それで味はどうだって?頬っぺたが落ちましたよ。思えばこれが「疾走する由布院食文化」のスタートでしたな。